偏食家の息子は「カップ麺」が大好き。安い上に準備も楽なので助かっていますが、栄養面を考えたら避けるべきでしょうか?
食べものの好き嫌いがある人は少なくありませんが、あまりに嫌いなものが多い場合には、家族から心配されるかもしれません。 好んで食べるものがカップ麺の場合、野菜がないことや塩分が多いイメージから不安を覚える方もいるでしょう。そこで今回は、カップラーメンだけを食べ続けた場合に懸念されるリスクなどについて紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
子どもに食べ物の好き嫌いがある割合
株式会社NEXERが運営する日本トレンドリサーチが行った「子どもの好き嫌いに関する調査」によると、子どもに食べ物の好き嫌いがあるかという質問に対し、64.8%の人が「ある」、20.3%が「ない」、14.9%が「昔はあった」と回答する結果になりました。 「昔はあった」と回答した人の中には、「いつのまにか大きくなったら好き嫌いはなくなった」「大人になったら味覚が変わったようだ」などという意見もみられ、今現在好き嫌いで悩んでいたとしても、自然と解消されるケースは少なくないようです。
カップラーメンだけだと栄養はどうなる?
結論からいうと、カップラーメンだけを食べていると、栄養が偏る可能性があります。健康な体づくりのためには、タンパク質や脂質、炭水化物の三大栄養素をバランスよく摂取する必要があります。 カップラーメンだけを食べる場合、炭水化物や脂質などは摂取できますが、野菜や果物が不足するため、ビタミン不足や鉄分不足に陥る可能性が考えられます。 ■脂質や炭水化物の摂りすぎは肥満にもつながる 脂質や炭水化物を含んだ商品のカロリーは高くなる傾向があります。そのため、エネルギー摂取量が必要以上に多ければ、栄養バランスの偏りだけでなく肥満の原因にもなるかもしれません。 ■カップラーメンに他の食材を取り入れるのもおすすめ お子さんが偏食である場合、好物以外の食べものを口にするのは難しいでしょう。少しでも偏食を改善する方法として、カップラーメンに温泉卵やカット野菜を入れてみるのもおすすめです。 例えば、ピーマンや玉ねぎなどクセのある野菜が苦手なのであれば、茹でたもやしなど、比較的クセの少ない野菜を入れてみるという方法もよいでしょう。カップラーメンが食べられるのであれば、プラスして栄養を取れる食材を取り入れてみるのも1つの方法です。