ドレスの裾は長~いのがトレンド!? ファッションの祭典にて“裾の長さ”で勝負するセレブを一挙紹介
現地時間5月6日にN.Y.のメトロポリタン美術館(通称MET)で開催された、モードの祭典「METガラ」。今年のドレスコードは、展覧会のテーマである「眠れる美への追憶」に合わせ、JGバラードによるSF小説のタイトル「The Garden of Time(時の庭)」。美貌も資産も芸術も社会的ステータスも、時の流れには抗えずに朽ち果てていく、というのがコンセプト。参加したセレブたちは皆、それを思い思いの解釈によりドレスで表現。中でも目立っていたのが、トレーン(ドレスの後ろの延長部分で、長く伸びた裾の部分)の長いデザインのドレスだ。 【写真】ペネロペ・クルスはじめ、ドレスの裾が長~いセレブたち 大ヒット映画『RRR』で知られるボリウッド女優のアーリヤー・バットを筆頭に、会場のメインの大階段を覆い尽くすようなロング・トレーンが、ガラならではの華やかなムードを盛り上げていた。
アーリヤー・バット
163人の職人が1905時間をかけて手作業で作った、インドの伝統的衣装サリーからインスパイアされたというシルクドレス。1.5メートルもあるトレーンにはビジューやビーズ、フラワーの刺繍が施されていている。インドのクチュリエ、「サビアサル・ムカルジー」によるもの。
エル・ファニング
バルマンのドレスを纏ったのはエル・ファニング。氷が溶け出したかのような繊細で立体的なデザインのドレスの両肩には凍ってしまった鳥がとまっている。顔もボディも艶感を意識したメイクもポイントに。
ゼンデイヤ
今回のガラの共同ホストを務めたゼンデイヤ。最初に着ていたジョン・ガリアーノ作のメゾン マルジェラのボタニカルなドレスのあとは、喪服のようにも見える、漆黒のドレスにチェンジ。このドレスは96年のジバンシィのヴィンテージで同じくガリアーノが手がけたもの。俳優のダーネル・アッピングとスタイリストのロー・ローチを従えて。
ダヴ・キャメロン
交際中のマネスキンのリードボーカル、ダミアーノ・ダヴィドと一緒に来場した彼女。森に捨て置かれた朽ちた花からインスパイアされたというディーゼルのドレスは、裾ではなく袖がトレーンのように長く伸びたデザイン。天女の羽衣のように幻想的で、ダミアーノはパパラッチたちに激写される美しい彼女にうっとりして、離れた場所で見守りながら「エアカメラ」を切るポーズを見せていた。