ブルUバン【1】驚愕のタイムを叩き出した柿本レーシングS30Z。四半世紀たった今でも鮮明な記憶のオーナー
[1/7]今から30年ほど前、L型チューン全盛期。柿本レーシングは名実ともにチューニング界を制した。ここで紹介するブルーバードUは、L型チューンの伝説ブランド「柿本」の魂を宿すチューンド。オーナーは、あえて4気筒、しかもバンのボディで、L型4気筒チューンの新境地を切り開く。 【画像27枚】エンジンの下部を覆うのは、アンダーガードではなくアンダーパネル。空気抵抗を低減し、ダウンフォースを稼ぐためのチューニング 【1973年式 日産 ブルーバード U バン Vol.1】 L28型改3.1Lのメカチューンで350ps以上を叩き出し、ゼロヨン11秒フラットをマーク。0→1000mでも20秒台という驚愕タイムをマークした柿本レーシングのS30Z。その後、ツインターボで過給したL28型改3.1Lは800psのモンスターへと成長し、タイムを一気に8秒台に突入させた。 現代では珍しくなくなった8秒台というタイムも、FR車で、バーンアウトなし、ミッションも一般的なクロスミッションで記録したタイムだ。そのことを考えれば、L型チューン全盛期の柿本レーシングのエンジンの速さがいかにすさまじかったかが分かる。 このブルーバードUバンのオーナーは、あれから四半世紀がたった今も、当時の柿本の活躍を鮮明に記憶している。 初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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