県議が代表務める介護施設に処分 処方箋なく薬投与、鹿児島
鹿児島県指宿市は22日、同県の小園成美県議が代表を務める会社が運営する介護施設で、新型コロナウイルス対策として抗寄生虫薬「イベルメクチン」を医師の処方箋なく投与したなどとして、利用者の新規受け入れを11月から6カ月停止するなどの行政処分を行ったと発表した。処分は今月3日付。 厚生労働省などによる新型コロナウイルス感染症の「診療の手引き」はイベルメクチンについて、「有効性が示されず使用すべきでない」と説明している。 指宿市によると、市内にある「グループホームすもも」で2022年8月から23年6月にかけて、入所者へのイベルメクチンの投与や、入所者に対する虐待があった。