常葉大橘 3年ぶり8強入り、MF大池裕人が決勝ゴール
◆サッカー 静岡県高校総体 ▽3回戦 常葉大橘1-0静清(18日・富士市立高G) 3回戦が行われた。常葉大橘は静清を1―0で下して8強入り。後半3分にMF大池裕人(2年)が挙げたゴールを一丸で守りきった。 橘が3年ぶりに8強に進んだ。貴重な先制点を挙げたのは背番号20の大池だ。後半3分、左からのパスを受けて豪快に突き刺した。公式戦の得点は昨年8月の静岡県リーグ以来。「ずっと不調でみんなの期待を裏切っていたんです。うれしかった」。応援席の仲間にもみくちゃにされ、笑顔を輝かせた。 この1点を最後まで守りきった。後半終了間際にはロングスローがこぼれて自陣ゴール前で混戦に。攻撃参加していた静清GKにシュートを打たれたが、守護神の小柳博都(3年)が鋭く反応。「キーパーに決められるわけにはいかなかった」と胸をなで下ろした。 次の相手は優勝候補の静学だ。1月の県新人戦準々決勝でも対戦し、0―1で敗れている。空中戦で強さを発揮したDF尾崎怜央主将(3年)は「学園を倒すのが目標でした。あのときよりもチーム力は上がっています。借りを返したい」とリベンジを宣言。大池も「ゴールを決めてチームに貢献したい」と気を引き締めた。(里見 祐司)
報知新聞社