共同購入って「オワコン」なの?サービス減少の理由と賢い使い方とは
「24時間以内に100人購入すれば家電製品が半額!」など、目を引く宣伝で一時期話題になった共同購入ですが、日本では共同購入の仕組みを使ったECサイトが一時流行しました。 しかし最近はあまり共同購入に関する話題を聞かなくなったと感じている方もいるかもしれません。 本記事では共同購入の仕組みに触れつつ、現在の共同購入サービスの動向や賢い使い方についてご紹介します。
共同購入とは
共同購入とは「ある商品・サービスが一定数量購入される場合に価格が安くなる販売方法」です。 例えば1個あたり200円のバターがあるとして、共同購入では「72時間以内に50個のバターが注文されると1個あたり120円になる」など、一定条件を示して値下げ販売します。 値下げは、通常価格から値下げされるパターンもあれば、割引クーポンやチケットが発行される形で行われるパターンもあります。 日本では2010年ごろから、クーポン型共同購入サービスが広く利用されていました。一時期は100以上のサイトが運営されていたともいわれています。
共同購入はオワコンなの?
現在はいくつかの有名サイトがサービスを終了しており、「オワコン」とみなしている人も少なくないでしょう。 共同購入サービスを展開しているサイトは今でもありますが、撤退している企業も少なくないようです。下火になった理由はさまざまなことが考えられます。 例えば「安売りされた商品の品質が悪くて批判が殺到した」というトラブルがあったために、消費者の信頼が揺らいだことが指摘されています。 また店側が「初回限定価格で新規客を獲得してリピーターを増やしたいと思っていたのに、多くの客が値下げ価格のときにしか購入してくれなかった」という理由でサービス提供をやめた可能性もあるでしょう。
共同購入の賢い使い方
一時期ほど話題にならないものの、共同購入の仕組み自体は購入者や店側にメリットをもたらすことがあります。 購入者は商品・サービスを安く購入できますし、店側はまとまった量が売れることで利益を上げやすいでしょう。 欲しいものや必要なものを購入するときに共同購入サイトの価格と比較すると、通常より安く買えるチャンスが得られる可能性があります。