日産「R33スカイライン」を溺愛して20年以上! 5年前に側突された愛車からパーツを移植して作り上げた「GT-R」は「体力が続く限り手放しません」
MOMOのステアリングは前愛車で使っていたものを引き続き愛用
同時にHKSの2.8Lキットを使って排気量を2.6Lからアップした。これに組み合わせるタービンはオーストラリアのGCG2860で、重量増となるワイドボディに見合うゆとりある走りを手に入れている。そのほか、足まわりやブレーキ、ホイールを含めてブラッシュアップ。リアのエンブレムをさりげなくR35用に変更しているのも澤村さんのこだわりのひとつだ。 内装についてもこだわりが光る。シートカバー、シフトノブ、ブーツを含めてガレージアクティブオリジナルでコーディネート。コンビネーションメーターとサブメーターはNISMO製に交換した。エンジンの状態をつねに把握するため追加した油圧/油温/水温のメーターは天井からの吊り下げ式を選択。ダッシュボードを傷めることもなく、Aピラー装着よりも視認性が高いことがメリットだ。ブースト計はステアリングコラムカバーの上にセットした。MOMOのステアリングは前愛車から移植し、思いを含めて引き継いでいる。
自分の体力が続く限りこのクルマを手放すことはない
「世間ではあまり人気がないと言われるR33ですが、わたしはこの形が好きです。スタイリングだけでなく、高速安定性が歴代のなかでは抜きん出ていると思いますね。RB26DETTが奏でるサウンドを聞きながら、高速道路をゆったりクルージングするドライブは心地よく、気持ちを癒してくれます」 また、GT-Rを通じて多くの人と出会ったのも財産だ。思いが共有できるオーナーが集まるイベントに出かけて、仲間と過ごす時間はいまやかけがいのないものになっている。 「体力が続く限り、このクルマを手放すことはありません」 と語る澤村さん。R33は傍になくてはならないものであり、人生をともに過ごす相棒。その魅力はこれからも色褪せることはない。
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