「悲しい歴史を繰り返さないよう」不妊手術を強制された女性は願う 旧優生保護法訴訟で国が原告と和解
RKB毎日放送
旧優生保護法の下で、不妊手術を強制された人たちが国に賠償を求めた裁判をめぐり、国と原告らの間で、和解が成立しました。これを受けて、福岡の原告が思いを語りました。 【写真で見る】福岡の原告が思いを語る ■加藤大臣が和解合意書にサイン 加藤鮎子こども政策担当大臣は13日夕、旧優性保護法訴訟の原告団らと面会し、係争中の訴訟について和解する合意書にサインしました。強制不妊手術を受けさせられた被害者本人に1500万円を補償します。一連の訴訟は全面解決へと向かうことになります。 ■「今日は忘れられない日」と原告の女性 合意書の調印を受けて、福岡の原告2人と弁護団が会見を開き、思いを語りました。 福岡高裁で係争中だった朝倉典子さん(80代、仮名)「今日ようやく合意ができて、本当にうれしいです。また悲しい歴史を二度と繰り返さないように、幅広い周知をしていただきたいと思います」 福岡地裁で係争中だった日田梅さん(70代、仮名)「実際に子供ができない生活の中で、どうしようもないことが悔しくて悔しくて。人生の中で、きょうは忘れられない日です」
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