四代目・桂小文枝 能登復興チャリティー落語会の開催地募集「何かできることをできたらいいかな」
落語家の桂小文枝(73)が19日、大阪市内で「きん枝改メ 四代桂小文枝 芸歴55周年記念大作戦 YOUNG GO!GO!~落語家人生山あり谷あり谷あり~」発表会見に出席した。 25年末までに55か所で落語会を行い、小文枝の出演料(10万円)を毎回プールし、目標金額550万円を能登半島地震や水害の復興支援として寄付するというもの。先月、東京で開催した1回目に手ごたえを感じたため、開催地を「よしもと落語HP」で募集する事にした。「能登半島の2回地震と川の氾濫、大変な目に遭っている能登半島。最後にあの辺で落語会」とし、最終公演で寄付金額や経費などの詳細も発表すると説明した。 能登半島の友人から聞いた被災地の窮状を語った。「地震の時は(家財道具など)使えるものもあるんです。だから、これから(復興)やっていこうという気があるけど、氾濫(水害)は何も使えない。全てが無くなってしまうんです。タタミ、布団、食器ひとつに至るまで全て使えなくなってしまう。これは心折れましたと言うのを聞きましたんで、何かできることをできたらいいかな」とチャリティー企画を立ち上げた理由を語った。 今年、落語家として55周年を迎えた小文枝は「ちょうど55周年ということで55か所、お遍路さんのように回れたらな」と意気込んだ。
東スポWEB