福岡県議会の海外視察改革案「県民から必要性、妥当性に理解を得られる取り組み期待」…知事が注文
福岡県の服部知事は2日の定例記者会見で、県議会が海外視察のあり方を見直す改革案の中間答申をまとめたことについて「スピード感のある対応を図られた」と評価した上で、「県民からみても(視察の)必要性、妥当性に理解を得られるよう取り組むことを期待する」と注文した。 【一覧表】各議会の海外視察のルール…福岡市は費用の上限80万円、議員が報告書作成
県議会の海外視察を巡っては、服部知事が5月に香原勝司議長に改善を申し入れ、議会改革プロジェクトチーム(PT)が設置された経緯がある。6月19日の中間答申では、視察内容に関する報告書の公表のほか、経費総額に上限を設けることも盛り込んだ。
2019~23年度の視察23件では、予算額の3倍超となる約2億8400万円の公費が使われていたことも明らかになった。服部知事は「予算要求の段階でどれだけの人数が必要かをしっかりと検討し、それに沿った要求を上げていただくことが必要」と述べた。