【速報】「間違っています。私はやっていません」64歳男性が路上で背中刺され殺害 事件から4年後に逮捕された男 初公判で無罪主張 記者との面会に「人生すべてめちゃくちゃに。無罪勝ち取るために頑張る」一貫して否認続ける 大阪地裁
初公判の罪状認否「間違っています。私はやっていません」
6月10日、大阪地裁での初公判で山本被告は「間違っています。私はやっていません」と起訴内容を否認。改めて無罪を主張しました。 検察側は冒頭陳述で、 ▽被害者が知人女性宅を訪れるのは不定期で、犯人が待ち伏せをしていた可能性は低い=現場住宅街の住民の犯行の可能性高い。 ▽ドライブレコーダー映像に残る犯人の身体的特徴(身長181cm/8.1頭身前後)は、被告に合致する。 ▽被告は被害者やその知人女性とトラブルを抱え疑心暗鬼になっていた。犯行の動機があった などと指摘しました。
弁護側の1時間におよぶ冒頭陳述「検察側の立証構造は破綻」
一方の弁護側は、1時間におよぶ冒頭陳述で ▽住宅地外部の人物による犯行の可能性を排除できないのに、住宅地内で犯人らしい人物を絞り込んでいく手法を採った。立証構造が破綻している。 ▽捜査当局側は殺害態様に関する検証も行っていない。証拠映像によれば、犯人は被害者の背中を1回刺したあと、被害者が「こら、待て!」と言う中、殺害成功を確信し、現場からジョギングのように落ち着き払って立ち去っている。そうした犯人像が被告と一致するとは考えにくい。 ▽被害者周辺の捜査も十分に尽くされたとは言い難い。初動捜査で山本被告に絞り込んだ“表面的捜査”が行われた結果、他の犯人の存在する可能性を捜査機関が握りつぶしたと言っても過言ではない などと主張しました。
判決宣告は9月下旬の予定
山本被告の裁判は裁判員裁判で、予備日を除いても20回以上の公判が設定されています。判決言い渡しは9月下旬の予定です。