【ONE】2戦目を迎える野杁正明「VASILEUSで僕だけ勝ってない。飢えている」
20日にタイ・ルンピニースタジアムで開催される「ONEフライデーファイツ(FF)92」のフェザー級キックボクシングでリウ・メンヤン(中国)と対戦する、元K-1スーパーライト級&ウエルター級2階級制覇王者・野杁正明(30=team VASILEUS)がONEの公式インタビューに応じた。ONE2戦目を前にした野杁の心境を一部抜粋で紹介する。 -今のコンディションは 「大きなケガもなく、良い感じで追い込めているので試合自体が楽しみな感じですね」 -準備の手応えは 「今までやってきたことと変わりはないですが、自分のレベルアップに重きに置いてやってきました。変化した姿を見せられると思っています」 -レベルアップとは具体的にはどの部分でしょうか 「攻撃の精度だったり、タイミングだったり、スピードだったり、な感じですね」 -ONE2戦目に向けて、渡辺雅和トレーナーから言われたことはありますか 「僕らしさが出れば問題なくいけるよとは言ってくださっています。前回の試合は良くも悪くもちょっと舞い上がっちゃっていたというか浮いていた部分がありましたが、今回はいつも通りの僕が出せれば問題なくいけるよって言われてます」 -「舞い上がった」とは 「初めての憧れていた舞台だったこともありますし。その中で、ナンバーシリーズの大会でああいう大きなイベントに参加させてもらえる事になって。相手はランカーのシッティチャイ選手だったこともあって。ハングリー精神というか、貪欲さがちょっと欠けていたというか、うまく相手のペースでやられてしまった感じでした」 -今回はその貪欲さだったりハングリーな部分を意識する試合ですか 「僕自身、今回すごく勝ちに飢えています。もちろん倒すつもりでいますし、KO以外は考えていないですが、とにかくどんな状況でも勝ちに行こうと思っています」 -対戦相手リウ選手の印象を聞かせてください 「中国人選手特有の戦い方というか、本当に何でもできるオールラウンダーな選手で、結構頑丈なイメージがあります。そのメンヤン選手をどの様に倒すか、どの様にKOするか、これが今回の僕のテーマだと思っています」 -メンヤン選手は前に出てアグレッシブに攻める印象ですが、このタイプ選手は戦いやすいですか 「戦いやすいですね。やっぱり前に来てくれた方が自分とかみ合うと思いますし。逃げるじゃないですけど、距離を取られるとカウンターも当てづらいし。逆に今回の選手は来てくれるので、僕的にはやりやすいですね」 -2025年は何を目指しますか 「僕はこの最高峰のONEという舞台に挑戦するにあたって、ONEのベルトを狙う事だけを考えています。今回勝てば、ランキングに入っている選手だったり、それこそシッティチャイ選手へのリベンジもありますし、とにかく強い選手と戦いたい。名前のある強い選手に挑戦していきたいと思っています」 -インスタでオープンフィンガーグローブでのミット打ち動画が掲載されていますが、あの映像は最近のものですか。 「前回の試合後なので、たぶん夏くらいに撮影したものだと思います」 -ONEのOFGムエタイには興味はありますか 「もちろん興味はあります。ですが、僕の中では両方を同時にやる考えはなくて。とにかく今はキックボクシング部門で参戦させて頂いているので、そこのベルトを取ってから考えようかなと思っています」 -まずキックでベルトを取り、OFGムエタイ挑戦も視野にあるというイメージですか 「そうですね。僕の中では格闘技は常に挑戦することが大事だと思っているので。だから、まずはキックボクシングでチャンピオンになって、まだやりたい選手がたくさんいる状態であれば、キックボクシングを続けていくと思うのですが、新たな挑戦するという意味では、OFGでのムエタイルールも挑戦の候補に上がると思います。そこは、まずはキックの王座を取ってから考えようかと思います」 -最後にファンへのメッセージをお願いします 「今回は2戦目ということで。僕が最後に勝ったのは約1年半くらい前なので、勝ちに飢えています。team VASILEUS所属になって僕だけが勝っていない状況で、僕の試合がチームとしても年内最後の試合になるので、良い締めくくりになる結果を見せたいです。また、来年につながる戦い方ができればと思うので、楽しみにしてください」