新型コロナウイルス性肺炎で重症の人が静岡県で増加 感染が増えている高齢者に対して注意を呼びかける
静岡県は、新型コロナウイルス性肺炎で、酸素の投与が必要な中等症Ⅱ以上の入院患者の状況を公表し、感染が増えている高齢者に対して注意を呼びかけました。 静岡県は5月以降に、新型コロナウイルス性肺炎で中等症Ⅱ以上になった入院患者に調査を実施、198人から回答がありました。 その結果、重症の人は6.6%で前年と比べて3ポイント増えました。 年代別では、65歳以上が88%を占め、この割合にほとんど変化はありませんでした。 県内の現在の感染者数の傾向としては、1日300人ほどが確認されていて、高齢者が増えているということです。 高齢者のワクチン接種率は、2022年秋から徐々に低下していて、県感染症管理センターの後藤幹生センター長は冬場に向けて注意を呼びかけました。 ●県感染症管理センター 後藤幹生センター長: 「入院患者数が増えてくるのは1月くらいからなので、12月中に接種をお願いしたい」