国学院久我山の監督、イチローさんに「また勝ちました」 センバツ
第94回選抜高校野球大会は第7日の25日、阪神甲子園球場で2回戦があり、国学院久我山(東京)が高知を6―3で破り、春夏通じて初の8強入りを果たした。試合後の国学院久我山・尾崎直輝監督の主なコメントは次の通り。 【国学院久我山、初の8強 熱戦を写真で】 ◇「また1戦勝ちましたと報告したい」 国学院久我山・尾崎直輝監督 打ち合いになると思っていたので、何としても先制点が欲しくて一回は4番の下川辺にスクイズのサインを出した。松本慎之介と渡辺の2人が甲子園初登板でよく投げてくれた。 (2021年11月に指導を受けた、米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチローさんに)とにかく頭を使って、自分たちのペースで試合をすることが大事だよと教えてもらった。たぶん見てくれていると思うが、また一戦勝ちましたと報告したい。 (五回、先頭の萩野がセーフティーバント)相手が川竹投手に代わり、パワーピッチャーでドンと来るだろうというところで意表を突く作戦だった。(セーフティースクイズの)上田もバントがうまい選手で、(点が入る)確率が高い作戦を選んでいった。相手はうちの打力を警戒していたと思う。 (初の甲子園1大会で2勝)現チームは甲子園ベスト8を一つの目標にやってきた。つまり先輩を超えるということ。先輩は2019年夏に1勝している。キャプテンの上田をはじめ、多くの選手が一致団結してやり切った結果。選手たちを誇りに思うし、彼らの成長がたくましくて輝いて見える。 (監督にとってバントとは)攻撃的な要素を持ちながら、相手と駆け引きするということ。1点を取りに行く全員野球の中で、選手と選手をつなぐ必須アイテムかなと思う。一回の下川辺は1回(打つのを)我慢してもらって、失敗したら監督のせいにしろということ。よく転がしてくれた。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。