『微力だけど無力じゃない』核廃絶に向けて ノーベル賞授賞式の開催地ノルウェーに熊本の高校生平和大使が同行
熊本放送
広島・長崎の被爆者たちによる長年の活動が認められた2024年のノーベル平和賞。12月10日、授賞式が開かれるノルウェーには、熊本の高校生も同行します。 【写真を見る】『微力だけど無力じゃない』核廃絶に向けて ノーベル賞授賞式の開催地ノルウェーに熊本の高校生平和大使が同行 高校生平和大使 九州学院高校2年 島津陽奈さん「『ノルウェーに行かないか』と連絡がきました。びっくりしました、すごく」 九州学院高校2年の島津陽奈(しまづ はるな)さん。核兵器廃絶の署名活動などを続ける「高校生平和大使」です。 小学生向けの平和学習で講師を務めるなど積極的に活動していますが、被爆地に自身のルーツがあるわけではありません。きっかけは、長崎への修学旅行でした。 島津さん「原爆資料館を見てすごく胸にくるものがあった。高校生平和大使の存在を知って『自分にも何かできる』と思った」 今年の8月9日、「長崎原爆の日」には現地を訪れ、被爆地の空気に触れた島津さん。世界へ、等身大の思いを伝えたいと話します。 島津さん「『ビリョクだけどムリョクじゃない』がスローガン。大人ほど世界を動かす力はないと思うが核廃絶に向けての動きを示せたら」 ノーベル平和賞の授賞式は12月10日にノルウェー・オスロで行われ、島津さんたちは現地の高校生と交流し、平和に関する意見交換などをする予定です。
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