急ぎで「ハガキ」を出さないといけないのに「500円切手」しかない…!差額は返ってきますか?
ハガキを送る際「持っている切手が500円切手しかなく、買いに行く暇がなかったのでそのまま500円切手を貼って送った」というような経験がある方もいらっしゃるかもしれません。 実際に必要な切手代との差額が大きい程、切手代を余計に払ってしまったともったいなく感じる方も多いでしょう。送ってしまったものは戻ってこないと、諦めるしかないのでしょうか。 今回は、実際に必要な金額よりも高い切手を貼ってハガキを送った場合、差額は返って来ないのか調査した結果をご紹介します。
必要な金額よりも100円以上高い切手を貼って送った場合、過払い額は戻って来る
結論からいえば、実際に必要な金額よりも100円以上高い切手を貼ってハガキを送った場合は、過払い額は戻ってきます。 日本郵便株式会社によると、2021年6月1日以前は、過払い額が1000円以上でないと返還してもらえませんでしたが、2021年6月1日以降は返還の条件が100円以上に引き下げられました。 よって、現在は過払い額が100円以上であれば、返還されるということです。 ハガキの郵送に必要な料金は、通常ハガキで1通63円、往復ハガキで1通126円です。500円の切手を貼った場合、過払い額は通常ハガキで437円、往復ハガキで374円になります。100円以上になるため、これらの過払い額は返還してもらえるということです。
過払い額を返還してもらうにはどうしたらいいの?
ハガキの切手代の過払い額を返還してもらうには、自身で郵便局に返還の請求をする必要があります。 返還は現金ではなく、切手かハガキで返還されることになっているため、注意しましょう。 ちなみにこれは国際郵便物でも同様で、海外にハガキを送った場合でも、過払い額が100円以上の場合は過払い額を返還してもらえます。国際郵便の場合は、切手・ハガキ・国際郵便ハガキ・航空書簡で返還してもらえます。国際郵便の場合でも現金では返還されませんので注意が必要です。 いずれの場合でも、過払い額は自動で戻ってくることはなく、自身で請求しなければなりません。 手持ちの切手が500円切手しかなく、仕方なくそのままハガキに貼って送ってしまったという場合は、諦めず郵便局に過払い額の返還請求をしましょう。