「最高のオプションとなった」ド軍30歳右腕、PSでの快投でFA評価も“うなぎのぼり”か?「彼を見る目が全く違ってくる」
ドジャースが4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。第5戦ではヤンキースに序盤に5点を奪われながらも8回に逆転して7‐6で勝利。 【動画】何をやってる!?ビューラーが優勝パレードで歓喜のテンション 中盤以降は継投でしのぎ、9回のマウンドに上がったのは第3戦で先発し、5回無失点で勝ち投手となったウォーカー・ビューラーだった。 ビューラーはポストシーズンで3度先発。米メディア『JUST BASEBALL』は、「厳しいシーズンを耐え抜いた後、プレーオフで最も重要な場面で調子を取り戻し、最終的にワールドシリーズを締めくくった」と、ビューラーの活躍を称える記事を掲載した。 昨季途中に2度目のトミー・ジョン手術をして復帰した今季は、レギュラーシーズンはわずか1勝どまり。それでもポストシーズンに入ると、メッツとの優勝決定シリーズ、さらに今回のワールドシリーズで力投し、ドジャースの世界一に大きく貢献した。 同メディアは「ビューラーはワールドシリーズの第5戦で、残り3アウトという状況で、わずか1日の休息で再び投球を任された」と伝え、「2020年のワールドシリーズでは、ビューラーは25イニングでわずか5失点しか許さなかった」と、大舞台で力を発揮する投手であることを紹介した。 そして「月曜日に76球を投げたビューラーが、2日後の水曜日にブルペン待機していたことは驚きだったが、彼は後半のイニングのブルペンにいた」とし、「ロバーツ監督が第5戦に臨むシナリオを考えていたとき、ビューラーはシリーズが第7戦までもつれ込んだら先発として必要なため、選択肢にすら入っていなかった。しかしビューラーは、試合展開が進むにつれて、ドジャースにとって最高のオプションとなった」と記した。 そんな右腕は今季終了してFA選手となるが「もしビューラーがドジャースに残留しなかったとしても、FAのどの選手よりも、あるいはそれ以上に彼の評価は高まるかもしれない。13イニング連続無失点でポストシーズンを終えたことで、各球団が彼を見る目が全く違ってくるかもしれないからだ」と、ポストシーズンでの快投が他球団の評価を高めたとしている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]