【新型コロナワクチン後遺症】元看護師は車いす生活に「元の自分に戻りたい...」 消防士「23㎏痩せ、心の病といわれた」 『治らない』後遺症の現実
接種後の症状は全国で8300件超 専門家は“氷山の一角”
国のデータでは国内での新型コロナワクチンの接種は今年4月の時点で約4億3600万回。これに対し、接種後に遺った症状について「コロナワクチンとの因果関係が否定されない」として治療費などを給付する「予防接種健康被害救済制度」の対象と認められた事例は倉田さんを含め8300件を超えている。 ただ、薬のリスク分析の専門家はこの救済制度は申請が難しく実際にはより多くの後遺症患者がいる可能性を指摘する。 (堀内有加里博士)「かかった医療機関すべての書類を集めなきゃいけない。それを体調の悪いなかすべてを集めて紙に印刷して自治体の窓口に持っていくということ自体ものすごくハードルが高い。(約8300件の認定は)氷山の一角だと思います」 接種による健康被害について厚生労働省に取材を申し込むと文書で回答が寄せられた。厚労省はこれまでの接種で入院予防効果が45%あることが報告されるなど、国内外でワクチンの有用性は認められていると回答。その上で安全性については… (厚生労働省・予防接種「審議会においてワクチン接種後の副反応疑い報告を全例評価しており、安全性にかかる新たな懸念は認められないと評価されています」