冬は毎日「鍋」で済ます予定ですが、栄養面は問題ありませんか?「寄せ鍋」「キムチ鍋」「豆乳鍋」などローテーションすれば大丈夫でしょうか?
冬になると体が温まる鍋が食卓に並ぶことも多いと思います。種類も豊富で調理も簡単、野菜も食べることができて栄養面も優れているというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか? また、節約ができるのでしょうか? そこで本記事では、鍋の栄養面が本当に優れているのかについて解説するとともに、1ヶ月間鍋で過ごした場合に節約ができるのかについて紹介していきます。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
鍋は種類が豊富で栄養面を調整できる
鍋は種類が豊富です。例えば、寄せ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋、もつ鍋、ちゃんこ鍋、きりたんぽ鍋、水炊きなどが挙げられます。毎回同じ鍋の場合は栄養面で偏りが出てしまいそうですが、いくつかの種類で1週間のローテーションを組むなどして栄養面を調整することも可能です。 寄せ鍋はたくさんの具材を入れることができるので、栄養バランスが良い鍋です。特に野菜を多く入れると不測しがちなビタミンや鉄分を取ることができます。キムチ鍋についてもキムチによって体が温まるだけでなく、豚肉を入れるとビタミンBも取れます。ビタミンBは疲労回復効果もあるので、年末年始の疲れを取ってくれるでしょう。 豆乳鍋は植物性のたんぱく質を補給できるので体に優しいのが特徴です。もつ鍋もニラやニンニクが入っているので栄養満点となっています。しかし、モツの食べすぎは脂質過多となってしまう恐れがあるので注意してください。バランスよく食べられるように工夫することも必要です。
1ヶ月鍋で過ごすといくら必要?
1ヶ月間鍋で過ごす場合、いくら必要なのでしょうか? 株式会社ウェザーニューズの「秋冬の鍋事情調査」によると、家での鍋にかかる1人あたりの金額は平均で1105円です。都道府県別では東日本よりも西日本のほうが鍋にかける金額が多くなっています。 毎日夕食を鍋にした場合、1ヶ月を30日とすると3万3150円です。
1ヶ月間の平均の食費は3万9000円!
総務省の調査によると、単身世帯の1ヶ月間の平均食料費は3万9069円です。この中には外食費7840円が含まれています。そのため、食料費から外食費を差し引くと3万1229円です。 1ヶ月間鍋で過ごした場合の金額は3万3150円なので、1ヶ月間鍋だけを食べた場合は食料費が高くなってしまうことがわかります。夕食の1食のみを鍋にしたと想定しているので、食料費としてはさらに高くなることが予想されます。また、野菜や肉類なども物価が高くなっているので1ヶ月間鍋で過ごすことは節約になるとはいえないでしょう。 もっとも、鍋の具材を減らすことで鍋にかかる食料費を抑えることも可能です。工夫次第では節約につながることも考えられます。