【新車】アプリリアRS457が2025年2月から日本上陸! 80万円台で購入できる本格スーパースポーツだ
アプリリアから新作のミドルスーパースポーツ「RS457」が登場する。アルミフレームに新設計の457ccパラツインエンジンを搭載し、フル電脳やダクトウイングも魅力。85万8000円の価格もトピックだ。 【画像】アプリリア「RS457」をギャラリーで見る(15枚) 文/Webikeプラス 沼尾宏明
ライトウェイトさと購入しやすい価格が自慢
2023年秋のEICMA(ミラノショー)で発表されたミドルスーパースポーツ(SS)のRS457が、いよいよ日本で発売開始となる。 RS457は、アプリリアが誇るモトGPマシンのRS-GPや旗艦SS=RSV4のイメージを継承したスポーツモデルだ。457cc並列2気筒をアルミフレームに積み、倒立フォーク+ラジアルキャリパーなどで足まわりが充実。最高出力47.6PS、最大トルク4.43kg-m、車重175 kg(燃料 90%搭載時)のスペックで、特に最大トルクはクラストップ級。車重も多くの400ccモデルより軽い。 加えて、90万円を切る85万8000円のプライスも大いに魅力的だ。 上位機種に同じく並列2気筒を搭載するRS660が存在するが、本作は単なるスケールダウン版ではなく、新設計で乗りやすさとFUNライドを追求している。
トルクフルな新設計パラツインは電スロや走行モードを採用
サイドカムチェーンの457cc水冷 DOHC 4バルブ並列2気筒エンジンは、9400rpmで47.6PSを発生。これは欧州のA2ライセンスで運転できる最高出力の上限で、主に若者をターゲットに開発されている。最大トルクは4.43kg-m/6700 rpm。わずか3000 rpmで最大トルクの 82%を発生する。ライバルの400ccモデルは最大トルクが3kg-m台なので、かなりトルクフルな特性と見られる。 電子制御スロットルやスリッパークラッチを搭載するほか、内部摩擦を低減するために様々な手法を採用した。シリンダーはクランクシャフトに対して 6.5 mmオフセットされ、ピストンによる押し込み摩擦を軽減。カウンターシャフトとウォーターポンプにはニードルベアリングを採用し、ピストンピンにはDLCコーティングも施す。ギアボックスはV4エンジンと同じくローラーベアリングを使用している。 ライディングモードはECO、SPORT、RAINの3パターンから選択可能。モードによりリヤのABSキャンセルもできる。別途トラクションコントロールを 3段階に調整でき、オフにすることも可能だ。オプションで双方向対応のクイックシフターも用意される。