【新NISA】50歳から毎月「5000円・2万円・5万円」で65歳までつみたて投資したら資産はどうなる?シミュレーションしてみた
近年、平均寿命の伸びなどから、人生100年時代と言われるようになり、多くの人が長期的な資産形成の重要性を感じています。 ◆【図表でチェック】つみたてシミュレーション結果を見る リタイア後の生活を意識する50歳代でも、NISA制度の開始などにより老後資金を増やすための資産運用に関心を高める傾向があります。実際に、50歳代でのNISA口座開設数は461万3256口座と、50歳代の人口(約1813万人)の約25%にのぼります。 50歳代では、将来的に収入が増加するケースはそう多くはないため、リスクを抑えた無理のない資産運用の計画を立てることが重要です。 今回は、50歳から毎月一定額を積み立てて65歳まで運用した場合の結果を、3パターンの金額でシミュレーションをした上で、自分の資産を守りながら負けにくい資産運用を実現するコツを考えていきます。ぜひ参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
50歳から15年間の積立シミュレーション
早速ですが、積立のシミュレーションを行なっていきます。 今回は、50歳から65歳までの15年間で積立投資を行なった場合に最終的にいくらになるか、3パターンの金額を設定してそれぞれ見ていきます。 投資金額はご自身の状況と照らし合わせて、参考にしてください。 ●前提条件 今回は、積立額を以下の3つのパターンで考えシミュレーションを行います。 ・ケース1:月5000円(毎月のお小遣いから少しだけ積立) ・ケース2:月2万円(腰を据えて投資費用を捻出) ・ケース3:月5万円(貯蓄にかなりの余裕がある場合) その他の前提条件 ・利率:3% ・投資期間:15年間 ●ケース1:月5000円の積立 月額5000円でつみたて投資をした場合、下記の通りの結果となります。 ・元本:5000円×12ヶ月×15年間=90万円 ・最終資産額(受取額):113万円 ・運用収益:23万円 ●ケース2:月2万円の積立 月額2万円でつみたて投資をした場合、下記の通りの結果となります。 ・元本:2万円×12ヶ月×15年間=360万円 ・最終資産額(受取額):454万円 ・運用収益:94万円 ●ケース3:月5万円の積立 月額5万円でつみたて投資をした場合、下記の通りの結果となります。 ・元本:5万円×12ヶ月×15年間=900万円 ・最終資産額(受取額):1135万円 ・運用収益:235万円 投資額が大きければ当然収益も高額となりますが、5000円ほどの投資額であっても、15年間続けて投資を行うことで、それなりの利益を得られることがわかります。 ただし、これまでに紹介したシミュレーションは利回りが安定していることを前提としています。資産運用には元本割れなどのリスクが伴います。 金融商品を使用した資産運用をする場合は、ご自身のリスク許容度にあわせた資産運用を心がけましょう。