開会式に共生社会の思い パリ・パラの芸術監督
【パリ共同】パリ・パラリンピックの28日の開会式で芸術監督を務める演出家のトマ・ジョリ氏が25日、パリで取材に応じ、多様性を尊重し合う「共生社会」への思いを強く反映した式典になると明らかにした。 開会式はパラ史上初めて競技場外で実施される。同氏は、大都市で障害者の利便性が十分に確保されていないことを念頭に「パラの選手たちが街の中心にいるようにしたい」と語り、世界的な観光名所のシャンゼリゼ通りを行進することで包摂性をアピール。通りからつながるコンコルド広場はフランス革命を象徴する場所で「広場は社会を変えた所。再び変革の場にしたい」とも述べた。