[国スポ少年男子]瀬戸内でも台頭中。DF井上礼治が堅守・広島県を支え、無失点勝利
[9.24 国スポ少年男子準決勝 広島県 2-0 福岡県 駅スタ] 今大会3試合で1失点。堅守・広島県を支える一人がDF井上礼治(瀬戸内高、1年)だ。元々は守備的なボランチで今夏からCBを務めるプレーヤー。「ハイボールの対応とか、球際の激しさとか武器だと思っています」という180cmのストッパーは、いずれも身体能力の高いDF森井莉人(広島ユース、1年)、DF小柳柊(広島ユース、1年)とともに相手アタッカー陣の前に立ちはだかっている。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 この日、福岡県はロングボールを多用し、死角からワイドのプレーヤーが走り込んできていた。ギリギリのタイミングでクリアするシーンも増えていたが、「そこは絶対前に弾くっていう気持ちで。ボールに向かって、抜かれたとしても(森井)莉人とかがカバーをしっかりしてくれてるので、そこは自信持って行きます。前に弾けば、(野口)蓮斗とかセカンド拾ってくれるので、そこは信頼を持って弾けたと思います」。仲間を信じて自分のやるべきことを全うし、無失点で70分間を終えた。 ボランチ時代は日本代表MF田中碧が憧れだったが、現在は元スペイン代表のCBセルヒオ・ラモスへ変わったという。CBとして急成長中のDFは瀬戸内でも評価を勝ち取り、9月14日のプリンスリーグ中国・就実高戦で初先発し、フル出場。4-0の勝利に貢献して広島県選抜の活動に入っている。 「(攻撃面などの課題もあるので、)まだまだ頑張らないといけない。この国スポで優勝して、もっと瀬戸内の中でも中心の選手になっていけるように、もっと頑張って成長していきたいと思います」。まずは目の前の国スポ決勝での勝利に集中する。 2トップ中心に攻撃力の高い佐賀県との戦いへ向けて井上は、「決勝はいつもよりもっと難しい試合になると思うので、そこを上回れるようにみんなで一丸となって絶対勝ちたいと思います。他の県に比べても気持ちだけは負けないと思うので、決勝も気持ちで頑張りたいと思います」。ゴールを守り抜き、同じ瀬戸内のGK岸田湊(1年)、DF礒合宇宙(1年)、MF岡朔太郎(1年)らチーム広島全員で優勝を喜ぶ。