「空気清浄機」VS「窓を開ける」換気効果はどちらが高い?1日12時間”空気清浄機”を使用した場合の電気代はいくら?
室内の換気を考える際「空気清浄機を利用する方法と窓を開ける方法では、どちらの方が換気効果が高いのか?」と悩まれる方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、より換気に効果的な方法について、空気清浄機を利用する方法と窓を開ける方法を比較して解説します。
換気効果が高いのは「窓を開ける」方法
空気清浄機を使う方法と窓を開ける方法で比較した場合、換気効果が高いのは窓を開ける方法です。 厚生労働省でも、空気清浄機は「喚起を補完する目的で使用するものですので、窓を閉めて空気清浄機だけを使用しても十分な効果は得られない」とされています。なお、同資料にて、窓からの換気と併せて、空気清浄機を併用することは換気不足を補うために有効であると述べられています。 ◆空気清浄機は空気をきれいに保つ目的での使用が効果的 空気清浄機には、室内の空気を循環させ、空気清浄機内にあるフィルターで空気中のほこりなどを取り除く機能があります。 そのため、室内の空気をきれいに保つ目的や、気になるにおいの対策などの目的で使用する場合には効果的です。空気清浄機を正しく使うには、定期的なフィルターのメンテナンスが必須となります。 また、空気清浄機は時間をかけて何度も空気を取り入れ、少しずつ空気を清潔にしてくれるものです。そのため、効果的に使うには長時間つけたままの状態にする方法がいいでしょう。
1日12時間”空気清浄機”を使用した場合の電気代はいくら?
空気清浄機は、なるべく長時間つけたままにした方が効果が高いといえます。しかし、空気清浄機の稼働には電気が必要なため、電気代が不安になる方もいらっしゃるでしょう。 本項では、1日12時間使用すると仮定した場合に「電気代はいくらになるのか?」について、検討します。 空気清浄機の1時間あたりの消費電力は、製品によって異なりますが、一般的には静音モードで約5ワット、標準モードで約14ワット、ターボモードで約73ワットといわれています。 また、電気料金については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、現在の目安単価は31円/キロワットアワー(税込み)とされています。以上を基準として算出すると、空気清浄機のモードごとの消費電力と電気料金は表1のようになります。