生成AIで作ったペルソナと会話できるデータ分析の新機能「ペルソナトーク」

CX(顧客体験)改善プラットフォーム事業のSprocket(スプロケット)は、生成AI(人工知能)を活用したデータ分析の新機能「ペルソナトーク」の提供を10月23日に始めた、と同日発表した。生成AIが作り出したペルソナ(典型的な顧客像)と会話が可能。ウェブサイトを訪問する顧客との対話をこの機能でリアルタイムにシミュレーションすることで顧客理解が促進する。

Sprocketは、ウェブサイトで顧客が取った行動のデータをリアルタイムに収集している。ペルソナトークは、行動データを基に特定の顧客層の考えや行動パターンを再現するペルソナを生成。このペルソナを仮想顧客に見立ててインタビューのように質問が可能になる。新たなアイデアが顧客の好みに合うか回答から確認でき、行動を取った理由も顧客の視点で分かる。

「ペルソナトーク」の画面イメージ

ペルソナはAIが自動で生成し、ペルソナの背景、価値観、行動パターンを反映した自然な応答を実現。顧客の深層心理に迫ることができ、顧客中心のマーケティングを可能にする。ペルソナトークは、Sprocketが展開するウェブサイト改善のための分析ツール「Sprocket Insights(スプロケットインサイツ)」の新機能として提供する。ユーザーは追加費用なく使える。