米、スト参加者45万人に急増 物価高背景、労組結成相次ぐ
【ワシントン共同】米国で労働組合によるストライキが急増している。米コーネル大は11月中旬、2023年のスト参加者がこれまでに少なくとも45万7千人に上ったと公表。22万4千人だった22年比で既に2倍超に達した。物価高に収入の伸びが追い付かない生活苦を背景に、労働組合の結成が相次いでいることも後押ししたとみられる。 米労働省によると、22年の組合加入者数は前年比1.9%増の1430万人。22年はスターバックスで労組が結成されるなどして、労働争議の機運の高まりにつながった。 23年に入っても幅広い業種でストが頻発。5月以降、全米脚本家組合や全米映画俳優組合がストに突入した、