東北から西日本の沿岸の一部 満潮の時間帯は浸水・冠水に注意を
11月16日(土)の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北の太平洋沿岸、北陸および西日本の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。
11月16日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の影響により、東北から関東北部の太平洋沿岸では、現在も地震の前より地盤が低くなっている地域がある。さらに、令和6年能登半島地震の影響により、石川県の沿岸の一部では、浸水や冠水の起きやすくなっている所がある。 このため、東北の太平洋沿岸、北陸、中国、四国、九州北部(山口県を含む)および九州南部の沿岸の一部では、11月14日(木)~11月21日(木)にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要だ。なお、この期間中に低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。