酔って保護された男性、警察署内で意識なくし救急搬送…異変に気づくのが遅れた可能性も
香川県警高松北署で10月、酒に酔った状態で保護された50歳代の男性が、署内で意識不明となり、救急搬送されていたことが捜査関係者への取材でわかった。署員は長時間にわたって声かけをしておらず、異変に気づくのが遅れた可能性がある。県警は当時の対応に問題がなかったか調べる。 捜査関係者によると、10月26日未明、高松市の路上で、酒に酔った状態で倒れていた男性を、通報を受けて駆けつけた同署員が保護した。男性は署内の保護室に運ばれ、その後は寝ている様子だったという。
当直の署員らは、定期的に男性の様子を目視で確認していたが、寝ていると考え、声をかけることはせず、水を与えることもなかった。保護から10時間以上たった同日夕、署員が起こそうとして意識がないことに気付き、男性は病院に搬送され、そのまま入院した。 その後男性の意識は戻り、命に別条はないという。 県警は取材に「詳細を調査している」としている。