米CIA長官ら、31日にイスラエル訪問 中東緊張緩和に向け協議
[ワシントン/カイロ 30日 ロイター] - 米ホワイトハウスは30日、中東の緊張緩和を目指す外交努力の一環として、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官のほか、ホックスティーン特使や、大統領顧問のブレット・マガーク氏らが31日にエジプトとイスラエルを訪問すると発表した。 ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、現在中東を訪問している米中央軍(CENTCOM)のクリラ司令官もイスラエルを訪れ、イランやレバノンのほか、パレスチナ自治区ガザを巡る問題について協議する。 複数の関係筋によると、米政府はイスラエルとヒズボラの戦闘終結を目指し、60日間の停戦に向け仲介に動いている。 向こう1、2週間以内に停戦が実現するかとの質問に対しジャンピエール報道官は、ホワイトハウスは希望を持ち続け、外交的解決に向けて取り組んでいると述べるにとどめ、交渉の詳細には言及しなかった。 ただ現地では戦闘が止む気配はなく、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラは30日、イスラエルの商都テルアビブ南東の軍事施設をミサイルで攻撃したと表明。イスラエル軍は、レバノンのベカー高原にあるヒズボラの施設内の燃料貯蔵所を攻撃した。