金融機関にもしものことがあっても預金は1000万円まで保護されますが「保険」はどうなりますか?
※損害保険契約者機構「Q1:万一、損害保険会社が破綻したら、現在加入している保険はどうなるのですか?」をもとに筆者作成 損害保険の場合、破綻後の補償については保険契約別に変わってきます。
保険が保護された場合の注意点
保険会社にもしものことがあって保険が保護される際、別の保険会社や保護機構などが契約を引き継ぎます。その際、これまでと同じ保険契約のままでいられるとは限りません。損害保険の場合は補償割合が変わります。 また、生命保険会社が破綻した場合、責任準備金は最大10%削減される・予定利率が引き下げられるなどするため、保険内容が変更されるおそれがあります。たとえば、満期保険金が少なくなるなどが考えられるでしょう。 保険会社が破綻した際、慌てて解約してしてはいけません。すぐに解約すると、早期解約控除と言って解約返戻金などから一定の割合を差し引かれる可能性があるからです。
保険は保護されるが契約内容の変更に注意
保険会社にもしものことがあっても、預金同様に保険も保護されます。しかし契約内容が変わってしまうため、受け取れるお金が少なくなる可能性があるでしょう。 また、破綻後一定期間内に解約してしまうと解約返戻金は差し引かれるなどさまざまな影響を受けると予想されます。もし保険会社にもしものことがあったら、慌てて解約することはせずに専門家へ相談しましょう。 出典 損害保険契約者機構 Q1:万一、損害保険会社が破綻したら、現在加入している保険はどうなるのですか? 生命保険契約者保護機構 Q1 生命保険会社が破綻した場合、保護機構は主にどのような役割を果たすのですか。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部