[MOM4623]尚志FW千住澪央(2年)_悔しさを持って決勝で先発。違い示し、1G1A
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [1.29 東北高校新人大会決勝 帝京安積高 2-4 尚志高 Jヴィレッジ] 【写真】「そりゃ勝てるわ」「可愛すぎる」“派手衣装”の女優が日本代表をピッチサイドで応援 前半終了時のスコアは4-0。青森山田高との準決勝から先発11人を変更した尚志高(福島1)をFW千住澪央(2年=栃木SC U-15出身)が勢いづけた。 前半7分、尚志は敵陣左サイドでのインターセプトからFW関口元(2年)がクロス。これをGK前へ飛び込んだ千住が頭でゴールへ流し込んだ。「関口君ならクロスを上げてくれると思って、GKの前で触れたらベストだと思って、良いボール来たんであとはヘディングで流し込むだけでした」。準決勝で先発できなかった悔しさをまずゴールで晴らした。 千住は準決勝で唯一、途中出場。後半23分からピッチに立ち、鋭い動きで青森山田を苦しめていた。そして、延長後半7分に左サイドを抜け出し、左足シュート。ボールはファーポストを叩いたが、跳ね返りを右SB西丸由都(2年)が決めた。 千住はヒーローにこそなれなかったものの、印象的な活躍。1試合を通してのスタミナ、継続して動けるところに加え、「アグレッシブさや背後の飛び出しを自分、得意としています」というFWは、帝京安積高(福島3)との決勝でも違いを生み出していた。 「(青森山田戦が交代出場で)悔しい気持ちもあった」という千住は立ち上がりから気持ちの込もったプレー。スピードを活かした仕掛けでチャンスに絡み、前半26分には「味方が声ちゃんと掛けてくれたんで、そこにいると信じて出してました」というループパスで関口のゴールをアシストした。仲村浩二監督も認める35分間のプレー。ジョーカー役を務めた青森山田戦に続き、勝利に貢献して大会を終えた。 アピールを続け、先発取りにチャレンジする。「1対1での決定力だったり、勝負強さをもっとつけていきたい。チャンス決め切って、他の選手との違いを作れるような選手になっていきたい。誰よりも努力して、練習とかして、しっかり結果で監督とかに見てもらえれば良いと思います」。憧れはFWリオネル・メッシ。特長を持つFWが来季、プレミアリーグなどの公式戦でも尚志にゴールをもたらす。