ゴール量産でフランス2部リーグ制覇、オセールで活躍するオナイウ阿道 異国で成長、1部昇格の新シーズンへ、日本代表復帰と2026年W杯にも意欲
―新シーズンはトゥールーズに所属した22~23年以来2季ぶりに1部リーグでプレーする。 「トゥールーズの時には(1部で)2点しか取れなかったので、まずは2点取りたい。試合に出ることができないと可能性はどんどん減ってしまう。数字はもちろん大事だけど、欲張りすぎず、まずはもう一回挑戦するという気持ちが強い。1試合1試合を100%で戦ってゴールを取り続けられるようにしたい」 ―日本代表には21年10月を最後に選ばれていないが、代表への思いは。 「もうずいぶん呼ばれていない。足りないものがあるから呼ばれていないと思うが、自分では他の選手たちに劣っているとは思わない。自分次第で入っていける可能性は大きくできる。自分のチームで活躍するのが第一。いま代表に呼ばれている選手はどこのリーグ、どこのチームでも主力としてばりばりやっている。いい刺激をもらっているけれど、負けているとも思わない。自信を持ち、最後いいところをもっていければ一番いい」
―やはりワールドカップ(W杯)は夢か。 「そうですね。次(の26年大会)が年齢的にも現実的に考えたら多分、最後になる。そこを最終目標にやっていかないといけないし、不可能な立ち位置にいるとは思わない。自分のキャリアを振り返った時に(W杯代表の経験が)あるのとないのとでは変わってくるとも思う。そこ(日本代表)は頭の片隅に置いて、まずは自分のチームでいいパフォーマンスをするのを大前提に頑張りたい」 × × × オナイウ 阿道(あど) ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ。埼玉・正智深谷高から2014年にJ2千葉入り。21年夏にトゥールーズに移籍し、昨季開幕直後にオセールに加入した。日本代表では国際Aマッチ3試合出場3得点。