松本人志の復帰は? 日本テレビ社長「吉本側の説明を聞いて適切に判断、必要と判断すれば本人の会見も求める」
日本テレビは25日に開いた石澤顕社長の定例会見で、性加害疑惑問題をめぐる裁判を取り下げたお笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(61)のレギュラー番組復帰について言及した。 ◆松本人志に送られてこなかった写真【写真】 松本は裁判に専念するため1月から芸能活動を休止し、同局のバラエティー番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日曜午後11時25分)も2月放送分から出演していない。 今後の番組復帰について石澤社長は「本人はいまだ活動休止中なので諸般の事情を見極めながら適切に対応したい」とコメント。福田博之副社長は、裁判終結後に吉本幹部が同局を訪問し、裁判終結の報告と長期出演休止の謝罪があったことを明かしたが「今後の活動再開などについて具体的な話はありませんでした」と説明した。 今後、復帰の話が出てきた場合は「先方からきちんと説明を聞いた上で適切に判断する。テレビ局は復帰の理由を説明する責任があると伝え、吉本側も理解した」とやりとりも明かした。同局が吉本の株主である立場や、同局の人権方針、スポンサーの意見なども踏まえ、松本の記者会見などについては「必要と判断すれば求める」とした。同局として松本の復帰を望んでいるか否かについては「今はノーアイデアです」と答えた。 今年最後の定例会見で石澤社長は「放送という事業にあらためて真摯(しんし)に向き合った1年」と今年を総括。ドラマ「セクシー田中さん」の原作者が亡くなった問題を「決して忘れてはいけない事案」と強調、24時間テレビの寄付金横領問題への対応にも触れた。
中日スポーツ