新開航が桐生周年初制覇。通算2度目のG1優勝を飾った

＜桐生ボート：赤城雷神杯＞◇G1◇最終日◇11日 　狙い通りに地元SG出場権を獲得した。新開航（28＝福岡）が、インからきっちりと逃げ、23年11月の常滑ダイヤモンドカップ以来、2度目のG1制覇を達成。今年は3度目、通算22度目の優勝を飾った。1周2M浮上の瓜生正義が2着。武田光史が3着に粘った。 　完璧な立ち回りだった。的確なスタートから1周1Mもミスなく回り、ゴールでは控えめに右拳を握った。「スタートは100点。仕上がりも完璧でした」と思惑通りの走りを実現できた。さらに「ヤングダービーを優勝したかったけど、関（浩哉）さんに歯が立たなかった。リベンジできて良かった」。9月に続く桐生再戦の経験を生かした。 　この優勝で来年3月の地元若松クラシック出場権を獲得。「ほっとした。これを取るために全力を尽くした」と胸をなで下ろした。賞金ランクは23位へ浮上したが、8月のフライングが響き、11月のチャレンジカップは選出除外。自力でのグランプリ出場は厳しい状況だが「クラシックの権利が取れたので、そこを目標にしたい。また謙虚な気持ちで走りたい」。今後も、ひたむきに自らを磨き続ける。