福田萌さんと人気料理インフルエンサーの子育て。野菜嫌いの子どもにできること
シンガポールに移住して気がついた、食の多様性
福田:私も、シンガポールに移住してから、食の多様性について考える機会が増えましたね。イスラム教の人はハラルフードだし、ヴィーガンやベジタリアンの方も多い。お店に行くと、当たり前のようにヴィーガンやベジタリアンの人たちを尊重したメニューがあふれています。日本も近年はそういうお店が増えてきましたよね。 イソカカ:最近は大きなお肉屋さんなどでもプラントベースのハムをつくるなど、いろんな取り組みがされていますよね。数年前、私がお店をやっていた頃は、まだほとんどヴィーガン料理の店なんてなかったんですが、いまは京都市も積極的にヴィーガン料理のマップをつくったりもしています。インバウンドをきっかけに、この数年間でだいぶ整備された気がしますね。 福田:いろんな人がいて、いろんな食べ物の嗜好があって、お互いに尊重し合える世界は、すごくすてきですよね。ちなみに、もうイソカカさんはご自身ではお店はやらないんですか? イソカカ:何度かお声がけはいただいたんですが、子育て中であまり時間がなくて…。店を持って、自分が厨房に立つのは二の足を踏んでしまいますね。 福田:じゃあ、子育てが落ち着いて、お店ができたらぜひ教えてくださいね! ずっと前からイソカカさんがつくった野菜料理をお店で食べてみたかったので、ようやく悲願が達成できます(笑) イソカカ:ぜひぜひ! イソカカさんの新刊『イソカカのからだ整う野菜のレシピ』(扶桑社刊)はただいま発売中です。
ESSEonline編集部