福田萌さんと人気料理インフルエンサーの子育て。野菜嫌いの子どもにできること
「これが本当に野菜?」と驚愕した「アボカド丼」
福田:イソカカさんが紹介してくれるメニューは、野菜をおいしく食べられるのでいつも助かっています。つくり方も難しくないし、忙しいお母さんでもとっつきやすいメニューが多いのもありがたいです。 イソカカ:うちも同じですが、子どもたちに野菜を食べさせたいけれども、なかなか食べてくれないと悩んでいる方ってとても多いですよね。ヴィーガン料理というと、健康や地球環境への視点が注目されがちですが、お母さん目線からすると「子どもにおいしく野菜を食べさせたい」というニーズを満たせる存在なのかなとも思うんです。 福田:わかります! 私も、毎日「どうやったら子どもが野菜を食べてくれるか」で頭をひねらせていますね。 ――福田さんは、イソカカさんのレシピの中で、お気に入りのものはありますか? 福田:まずは、アボカド丼ですね。アボカドって、栄養価が高くて、母親からすると子どもに食べさせたい野菜です。イソカカさんのアボカド丼レシピは、野菜なのに、あれだけおいしくてさらに食べた後の充実感もある。子どもも気に入って「おいしい!」って食べてくれています。 イソカカ:わー、うれしいです! 福田:あと、まだつくっていないけれども、チャレンジしてみたいのは、「おからナゲット」ですね。子どもたちはナゲットが大好きなので、きっと喜ぶと思います。
「野菜を食べない子」に向けた、母たちの工夫とは?
――福田さんとイソカカさんは、日頃、どんな部分を工夫して、お子さんに野菜を食べさせているのでしょうか? 福田:私の場合は、まずは野菜を細かく刻むようにしています。たとえば、子どもが嫌いな野菜だと言われがちなピーマンなら、タイ料理のガパオみたいに細かく刻んでひき肉と一緒に炒めてしまえば、気づかずに食べてくれるので。ナスも皮をむいて、細かく切って炒めて、できるだけ原型をとどめない形にしたり。いくつか試行錯誤した末に、「これなら確実に食べてくれる!」というメニューを何個かキープするようにしています。 イソカカ:めっちゃがんばってる…。子どもに野菜を食べさせるのって、本当に難しいですよね。 福田:わが家の一番上の子は、最初は野菜が苦手で、ブロッコリーやニンジンしか食べなかったので、本当に心配でした…。あまりにも心配で、栄養士の友達に聞いてみたら、「まぁ、ブロッコリーとニンジンが食べられるなら大丈夫」と言ってもらったので、心の荷が軽くなったんですけど。