厳しい暑さが消費活動に影響 “猛暑割”や“夏セール”、宅配ピザは売れ行き好調
デリバリー利用のお客さん 「冷えてる部屋の中で、熱いピザを食べるのもいい」 ◇ 暑さで変わる、私たちの消費。暑さに合わせて売り方を変えたのは、百貨店の松屋銀座です。 「梅雨も明けましたので、いい形でクリアランスセールを本日から始められる」
暑い日が長引く近年の気候に合わせて、19日から夏セールをスタート。例年よりも3週間ほど遅い開始となりました。 お客さん 「これから夏本番になるので、ちょうどいいのかな」 お客さん 「春夏物はまだ欲しいの、でセールで安く買えるのはうれしい」 ◇ これからも続く猛暑。その影響を、経済の専門家に聞きました。一般的に、暑くなると夏物ニーズや日照時間の増加で、消費が増えるといいますが…
第一生命経済研究所 シニアエグゼクティブエコノミスト・新家義貴さん 「暑すぎる夏は、消費を冷やしてしまう可能性がある。暑すぎて外に出ずに消費が抑えられることも十分考えられる」 さらに… 第一生命経済研究所 シニアエグゼクティブエコノミスト・新家義貴さん 「電気代が元々高い中で、エアコンの消費量がかなり増えるから、その他の消費を手控える動きに出やすい」 そこに加えて、今は「円安」に「物価高」。 第一生命経済研究所 シニアエグゼクティブエコノミスト・新家義貴さん 「消費の下押し材料が多い状況で、さらに暑すぎる夏が加わると、一段と消費を押し下げるリスクは否定できない」 東日本から西日本にかけて来週中頃までは猛暑が続くため、外出の際は 熱中症に警戒が必要です。