まさかの「ハリス不支持」...130万人からなる「あの巨大労組」が異例の声明、大統領選への影響は?
全米トラック運転手組合が今年の米大統領選で「どの候補も支持しない」と表明した。これは1996年以来初めてだ──
米大統領選では民主党候補のハリス副大統領も、共和党候補のトランプ前大統領も支持しない──。チームスターズ(全米トラック運転手組合)が9月18日、表明した。 【動画】「トランプの右脚がおかしい!」「健康に問題がある」──大統領選本番、ネットを賑わす健康不安説 組合員130万人以上を擁するチームスターズは20年以上も、大統領選で一貫して民主党候補を支持。どの候補も支持しないのは1996年以来、初めてだ。 「残念だが、いずれの主要候補も大企業より労働者の利益を常に優先する決意を示せなかった」と、同組合のショーン・オブライエン会長は述べた。 早速トランプ陣営が強調したように、チームスターズ組合員の過半数はトランプ派だ。支持見合わせ表明と同じ日に発表した同組合の世論調査では、一般組合員のうちハリス支持者は34%。一方、トランプ支持者は59.6%だった。 チームスターズには、ハリスもトランプも積極的に接近してきた。支持表明次第で、激戦州の多数の組合員の投票動向に影響を与えることができる労組の影響力は侮れない。
マンディ・タヘリ