相葉雅紀、ドイツ名作『グッバイ、レーニン!』舞台化で主演 日本初演へ「全力で挑ませていただきます」【コメント全文】
嵐・相葉雅紀が、来春開幕のパルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』で主演を務めることが9日、発表された。ドイツ映画『グッバイ、レーニン!』の舞台化で、日本初演となる。 【写真】相葉雅紀・早見沙織・大塚明夫が出演 音楽朗読劇が閉幕 同映画は、2003年にドイツで公開され、本国ドイツだけで600万人以上を動員した名作。ドイツ国内外の映画賞を数多く受賞、ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされるなど、ここ数十年の間で最も成功したドイツ映画の1つと言われている。 東西ドイツ統一前、東ドイツの首都ベルリンに暮らす主人公アレックスを描くストーリー。アレックスは、母と姉の3人暮らしで、父は、幼いころに西ドイツに単独亡命。そうしたなか、東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。母はそのショックから心臓発作を起こし、8ヶ月間昏睡状態となるが、ある日突然目を覚まし…。 東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある。政治的な背景ばかりでなく、コメディー要素も織り込み、家族にまつわる普遍的でハートフルな作品として、2021年に初めて舞台化。映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク氏自身が、映画にはない、演劇ならではの仕掛けも盛りこんだ。 このドイツ発の話題作が、2025年春に初めて日本で上演決定。アレックス役を相葉が演じる。嵐としてデビュー25周年を迎え、バラエティー番組のMCなどのほか、ドラマや映画など、ますます精力的に俳優活動に励むなか、自身12年ぶり舞台出演となった『ようこそ、ミナト先生』(2022年)、音楽朗読劇に挑戦した『THANATOS~タナトス~』(24年)に続く作品となる。 演出は、今年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、26年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史氏。本作について「“人々の身体に染みついた記憶”がテーマだ」と感じたという上村氏が、初登場のPARCO劇場初登場となり、“過去/現在、国家/家族、嘘/真”についての物語を描き出す。相葉とは初タッグとなる。 東京・PARCO劇場で2025年3月9日~3月31日に上演。その後、福岡公演(キャナルシティ劇場、4月5日~7日)、大阪公演(森ノ宮ピロティホール、4月11日~15日)を予定する。 ■相葉雅紀 コメント全文 今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだとき、作品に描かれる時代の流れに翻ろうされる人々の姿、家族を想うあたたかい心は、今の時代にも共感できるような、いきいきとしたものが息づいていると感じました。上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます。