「体験学習してほしい」三重・松阪市議会 飯高地域振興局で環福委が報告会
三重県松阪市議会の第23回議会報告会が7日から始まった。環境福祉委員会(市野幸男委員長、7人)は同日午後7時から飯高町宮前の飯高地域振興局で、地域住民ら12人と「健康づくりについて」をテーマにワークショップ形式で意見交換した。13日までに3回開催する。 市民に開かれた議会の実現を目的に2013(平成25)年に始まった。毎年度、当初予算審議の報告を兼ねて春に1回、前年度の決算審査の報告を兼ねて秋に1回開催。今春は会場を船江町の松阪公民館に固定して実施したが、飯南、飯高地域の来場者がゼロになるなどの弊害も目立ったため、以前の各地域に出向く形に戻した。 この日は第1部で、9月定例会での23(令和5)年度決算審査に関する質疑後、第2部では3グループに分かれて活発な意見を交わし、各グループごとに出た意見をまとめて発表した。 食を話題にしたグループでは「地域を元気にするために料理教室や畑などの体験学習などを行政にやってほしい」などと発表。宮前公民館の向坂文一館長のグループは「ぼけないことが一番の健康」とし、地域の高齢者らが楽しむグラウンドゴルフや卓球、健康マージャンなどを紹介した上で、「運転免許証の返納後でも元気にこれらに参加するためにもデマンド交通の利便性向上を」などとした。 次回以降の開催内容と会場は次の通り。開始はいずれも午後7時から。 ▶9日=文教経済委員会「放課後児童クラブの方向性について」(船江町の松阪公民館) ▶11日=建設水道委員会「空き屋などの対策について」(川井町の橋西地区市民センター) ▶13日=総務企画委員会「コミュニティセンター化について」(嬉野町の嬉野地域振興局)