<頂点へ>2020センバツ明石商 アンケが語る選手の「素顔」/上 頼もしい現代っ子 /兵庫
今や全国レベルの強豪になった明石商野球部。個性豊かな選手たちの「素顔」を見ようと、毎日新聞は部員全部を対象にアンケートを実施した。回答を集計すると、現代っ子らしくゲームや動画を楽しみつつ、真剣に野球に向き合う頼もしい姿が浮き彫りになった。結果を3回にわたり紹介する。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 調査は1月末から2月初旬にかけ、部員70人(2年39人、1年31人)を対象に記述方式で実施した。 ■体格 チーム平均は身長172・7センチ、体重70・4キロだった。身長180センチ以上は7人。南翔斗内野手(1年)が183センチで最も高く、中森俊介投手(2年)の181・5センチが続いた。体重80キロ以上は6人おり、来田涼斗主将(2年)と中森投手の85キロが最も重かった。 前年チームの1年の平均は身長171・8センチ、体重68・1キロ。同じメンバーの現2年は身長で0・5センチ、体重で2・9キロ上回った。この差が1年間の成長に当たり、筋トレなどで効率的に体を作ってきたことが分かる。 ■出身地 出身中学の所在地は、県内が66人で県外が4人(大阪府3人、福井県1人)。県内は姫路市や明石市が中心で、阪神地区も多い。また、丹波篠山市の中森投手、朝来市の中野憂翔投手(2年)ら丹波・但馬地区の出身者もおり、狭間善徳監督を慕って全県から集まっていることが分かる。 ■野球歴 すべての有効回答者が小学校5年までに始めていた。野球を始めたきっかけとなった人物や出来事を聞いたところ、「兄に憧れて」が最多で、父や友人・知人が続いた。 中学時代の最終所属チームの硬式と軟式の別を集計したところ、硬式が41人、軟式が29人だった。中森投手のように、中学3年で軟式野球部の活動が終了した後に硬式チームへ移った選手もいた。 ■目標選手 好きな球団は阪神が最多。目標の選手では、山田哲人内野手(ヤクルト)ら走攻守のバランスが取れたタイプが目立った。 明石商OBの松本航投手(西武)を「支持」したのは2人。いずれも、昨冬に母校で教育実習した松本投手から影響を受けた2年生だった。また、1年生2人は来田主将の名前を挙げた。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆中学時代の野球歴◆ ・硬式 41人 <リーグ内訳> ヤング 19人 リトルシニア 14人 ボーイズ 8人 ・軟式 29人 ◆好きな球団ベスト5◆ (1)阪神 24人 (2)ソフトバンク 15人 (3)巨人 7人 (4)日本ハム 6人 (5)西武 5人 …………………………… ◆目標の選手ベスト5◆ (1)山田哲人(ヤ) 5人 (2)上林誠知(ソ) 3人 (2)源田壮亮(西) 3人 (2)小林誠司(巨) 3人 (2)坂本勇人(巨) 3人 (2)鈴木誠也(広) 3人 (2)森友哉(西) 3人 <その他> ・松本航(西) 2人 ・来田涼斗 2人 ・水上桂(楽) 1人 ※敬称略 ◆身長・体重の平均◆ 身長(センチ) 体重(キロ) 全体 172.7 70.4 うち2年 172.3 71.0 うち1年 173.2 69.7 【参考・前年チーム】 全体 172.9 69.9 うち2年 173.8 71.6 うち1年 171.8 68.1 ◆出身中学の所在地◆ (1)姫路市 13人 (2)明石市 9人 (3)神戸市 8人 (4)加古川市 6人 (5)たつの市 4人 (5)宝塚市 4人 (5)三木市 4人 (8)尼崎市 3人 (8)南あわじ市 3人 (10)朝来市 2人 (10)高砂市 2人 (10)播磨町 2人 【1人】芦屋市、小野市、丹波市、丹波篠山市、洲本市、稲美町【県外】4人 ◆野球を始めた時期◆ ・幼稚園 1人 ・小学1年 9人 ・小学2年 10人 ・小学3年 10人 ・小学4年 4人 ・小学5年 1人 ・小学6年 0人 ※有効回答者 35人 ◆野球を始めたきっかけ◆ (1)兄 21人 (2)父 15人 (3)友人・知人 11人 (4)プロ野球 6人 (5)テレビ 4人 (6)親類 3人 ・その他 5人 ※有効回答者 65人 〔神戸版〕