債券上昇か、経済指標低調で米長期金利低下-日銀買いオペも押し上げ
(ブルームバーグ): 4日の債券相場は上昇が予想されている。米国では低調な経済指標を受けてインフレ鈍化が警戒され、長期金利が低下した。日本銀行が実施する中期と超長期債対象の国債買い入れオペも相場を押し上げそうだ。
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、米金利低下や日銀買い入れオペで堅調な展開を見込んだ上で、5日の10年国債入札を控えて長期ゾーンを中心に上値は重くなりそうだと指摘。日銀の政策修正観測が強い中、7日には30年国債入札も予定されており「今週は金利が低下するイメージはない」と言う。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.69~0.73%(1日は0.715%で終了)、先物中心限月3月物は146円20銭~146円60銭(同146円32銭)。
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先物夜間取引で3月物は1日の日中取引終値比20銭高の146円52銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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Hidenori Yamanaka