オリの“独り勝ち”、初先発左腕が巨人圧倒 西武はノーノー回避が精一杯…9日の結果
ハム加藤は7回ゼロ封も…打線は8安打で無得点
「日本生命セ・パ交流戦2024」は9日、6試合が行われた。パ・リーグではオリックス以外の5球団が敗れている。 【動画】「マジで国宝級」仙台でのミニスカ姿の“恥じらい”始球式 人気沸騰で300万回再生 オリックスは東京ドームで行われた巨人戦に4-1で勝利した。前日に支配下登録入りした佐藤一磨投手がプロ初登板・初先発。5回73球1安打2四球3奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。 打線は初回、西川龍馬外野手の適時二塁打と紅林弘太郎内野手の犠飛で2得点とした。さらに3回にも西川が適時二塁打を放った。3-0で迎えた6回、鈴木博志投手が1死満塁のピンチを招いて降板。代わった吉田輝星投手は犠飛で1点を失うも、後続を打ち取り、最少失点で切り抜けた。 7回以降は山田修義投手、本田仁海投手、アンドレス・マチャド投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、4-1で試合終了。佐藤がプロ初登板で初勝利を収め、チームは連勝を「5」に伸ばした。西川は3試合連続で初回に適時打を記録するなど、2安打2打点の活躍を見せている。 日本ハムは神宮球場で行われたヤクルト戦を0-1で落とした。5回までに4度も得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ず。一方の先発・加藤貴之投手は相手打線を3安打無得点に抑え、7回を87球5安打無四死球4奪三振無失点にまとめた。 均衡が破れたのは8回。2番手・田中正義投手が登板するも、水野達稀内野手が落球でランナーが出塁。1死三塁で代わった河野竜生投手は、四球後に西川遥輝外野手に犠飛を浴びて先制された。1点を追う9回は、1死から水野が安打で出塁したものの、後続が打ち取られ0-1で試合終了。連敗を喫した日本ハムは、打線が計8安打無得点と逸機が響いた。
阿部が古巣中日戦で先制弾も打線つながらず
楽天はバンテリンドームで行われた中日戦に1-3で敗れ、連勝が「5」で止まった。2回、阿部寿樹内野手の1号ソロで先制に成功するも、4回に先発・岸孝之投手が村松開人内野手の犠飛とオルランド・カリステ内野手の適時二塁打で逆転を許してしまう。5回には宇佐見真吾捕手に適時打を浴び、5回101球9安打2四球2奪三振3失点で降板した。 6回裏は渡辺翔太投手が2者連続三振を含む3者凡退に抑え、7回からの2イニングは弓削隼人投手がパーフェクトリリーフ。ところが、打線はなかなか好機をつくれず1-3で試合終了。敗れた楽天は、岸が5回3失点で6敗目。阿部が古巣から先制1号ソロを放ったものの、その後は得点を奪えなかった。 西武は甲子園で行われた阪神戦に0-3で敗れ、7連敗となった。先発の渡邉勇太朗投手は粘りの投球で6回までゼロに抑えていたが、7回2死から中野拓夢内野手に2点適時三塁打を浴びて先制を許す。後続にもつながれ、この回途中で降板した。 一方の打線は、相手先発・才木浩人投手の前に7回まで無安打に封じられる。しかし8回、1死から代打・山野辺翔内野手が三塁打で偉業を阻止。その後はチャンスを作ったがホームが遠く、0-3で完封負けを喫した。