軽自動車は4月に購入すると「1年分の税金が得」と聞きました。ただ、売却価格も考えると「車が高く売れる時期」にするべきでしょうか?
税金以外の要素も検討しよう
軽自動車の購入を考える場合、自動車税のことだけを考えるのであれば、4月2日以降のできるだけ早いタイミングで購入すれば節税につながります。 しかし、自動車を乗り換える際には、その他の要素も検討すべきです。例えば、自動車を乗り換える際には、今まで乗っていた車を売却するケースも多いでしょう。 売却価格は車の走行距離や型式、売却するメーカーや時期などさまざまな要素によって変動します。ただ、1~3月の時期は就職や転勤、売却先の決算時期などの関係で、買取価格が上がっていくことも少なくありません。また、同じ理由で7~9月も比較的高く車が売れる可能性がある時期です。 軽自動車税は節約しても1万円程度ですので、それ以上に売却価格が高い時期があれば、トータルで考えると4月2日にこだわらないほうがお得な場合もあります。 なお、先述のとおり自動車税は4月1日時点で車を保有している場合にかかる税金です。例えば、売却価格が高い3月に車を売却し、4月の中旬くらいに軽自動車を購入すれば、売却価格を高くしつつ、節税も見込めるかもしれません。
まとめ
軽自動車は、4月2日以降のなるべく早い時期に購入すると、自動車税がお得になります。とはいえ、今まで乗っていた車を下取りに出す場合、できるだけ下取り価格が高いタイミングで乗り換えをしたいところです。 税金のことを考慮しつつ、トータルコストがどうなるかを意識しながら、乗り換えを検討しましょう。 出典 総務省 自動車税 総務省 2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります 総務省 平成28年度から軽自動車税の税率が変わります 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部