【40歳からの眉の新常識】眉毛だけ時代に置いてけぼりになっていませんか。大人のアカ抜け眉に必要なのは、「ツヤ感」と「眉頭の立ち上がり」でした!
顔の印象を大きく左右するパーツ「眉」。みなさんはその作り方の常識をアップデートできていますか? 大人が若々しく見え、さらに時代の空気感もとらえたアイブロウメイクのコツを、自身が立ち上げたブランドでアイブロウブラシを開発したばかりの、メイクアップアーティスト水野未和子さんにうかがいました。 【40・50代必見!】時代遅れの眉にならない簡単なポイントを公開!
教えてくれたのは……メイクアップアーティスト水野未和子さん
メイクアップアーティスト 水野未和子 オレゴンに留学後、イギリスに渡り、London College of Fashionでメイクアップを学ぶ。卒業後、フリーランスのメイクアップアーティストとしてロンドンでキャリアをスタートし、帰国後は多くの雑誌や広告、CMなどを手がける。人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)するメイクに定評があり、数々の女優やモデルが厚い信頼を寄せる。そのメソッドをまとめた著書『ディファインメイクで自分の顔を好きになる “私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド』が好評発売中。 【Instagram】@mizuno.miwako
若々しさの決め手は眉の「質感」にアリ!
普段、メイクのトレンドを常にキャッチしているような美容感度の高い人でも、「眉をどうメイクしていいか、いまいちわからない」と言う方が実は多いんです。アイシャドウやリップならどう塗ってもサマになるし、色や質感などわかりやすい違いがありますが、眉は「新商品さえ買っておけばなんとかなる」というわけにはいかないのがその理由かなと思います。 さらに、世の中の価値観が大きく変わるとともに、ここ数年で眉のあり方が変わったことも要因だと思います。そのひと昔前は、女性がまだまだ肩肘を張って生きていかなければいけない時代で、眉もどこか「戦闘体勢」のような鋭いものが主流でしたが、女性が女性として力を抜いて生きていける今の時代は、眉も「心地よく、無理のないナチュラルなもの」を目指すようになっています。ですが、まだまだ昔のクセで、細く整えている人も多いですよね。 そこで今回は、新しい時代に向けた大人のための眉の作り方を、みなさんにお伝えできればと思います。 まず大前提として、眉メイクにおいて40代以上の大人が特に注力したいのが、「生き生きとした眉」を作ること。 年齢を重ねると、髪の毛のツヤが失われてパサついていくように、じつは眉の毛もツヤがなくなりパサパサしていくんです。そうすると、眉の毛のしなやかさがなくなり、肌から浮いて前へ前へと伸びてきて、これが「疲れた感じ」や「老けた感じ」につながります。 髪の毛なら、ヘアケアをしたり、スタイリング剤でツヤを与えたりということを意識するのに、こと眉となると、なぜか多くの人が無頓着に。髪にいくらカラーリングをしたからといって、素髪のまま過ごすということは少ないのに、眉は形を描くことにばかり集中して、質感のことまで考えが及ばなくなるんですよね。 でも、髪や眉の毛のツヤ感は、からだの先の先まで細胞が新しいという「若さ」の象徴であり、大事なポイント。 若い人であれば、このツヤがもともと備わっているので、眉メイクは「トレンドの色や形」みたいなものを楽しんでもいいのかなと思いますが、大人はまずその手前の「質感」を大切にすることが欠かせないのです。