若隆景が3連勝「前に出る相撲取れた」右膝大けがから復帰ちょうど1年
「大相撲九州場所・3日目」(12日、福岡国際センター) 平幕若隆景(荒汐)が、美ノ海(木瀬)を下した。鋭い立ち合いから圧力をかけ続け、倒れ込みながら押し出し。「最後は足がもつれた」と反省しつつ、「前に出る相撲が取れた」とうなずいた。 昨年の九州場所で右膝の大ケガから復帰し、ちょうど1年。幕下まで落ちた番付は、東前頭2枚目まで戻してきた。今場所は初日に霧島、2日目に大栄翔を破り、関脇を2連倒。この日も快勝で無傷3連勝と星を伸ばし、状態の良さを感じさせている。 4日目は大関琴桜(佐渡ケ嶽)と対戦する。22年春場所で優勝した実力者は「一番一番、一生懸命に相撲を取るだけ。明日からも同じ気持ちで土俵に上がりたい」と気を引き締め、三役復帰を見据えた。