【新車販売は2カ月ぶりにプラス】2024年9月期の新車販売台数 荒天の影響がここにも
2024年9月期の新車販売台数(速報値)
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年9月期の新車販売台数(速報値)を発表した。 【写真】新しくなったノート・オーラNISMOをみる (78枚) 日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の9月期の新車販売台数は、前年同月比0.8%増の27万4378台と2カ月ぶりのプラス。一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた9月期の軽自動車の新車販売台数は、同0.6%減の16万4355台と2カ月連続でのマイナスとなる。 結果として、トータルでの9月期の国内新車販売台数は同0.3%増の43万8733台と2カ月ぶりの前年実績超えを果たした。 ■登録車の9月期のブランド別新車販売台数 前年実績を下回ったのは、不正認証問題の影響が残ったトヨタ(前年同月比6.9%減の12万4529台)とダイハツ(同2.2%減の2997台)、さらに新車効果が薄れた三菱自動車(同7.2%減の4322台)の3ブランドのみ。 対して、ホンダは同38.4%増の3万5337台、日産自動車は同2.5%増の2万9064台、スズキは同2.2%増の1万819台、マツダは同14.7%増の1万6台、スバルは同14.9%増の9390台、レクサスは同4.4%増の8535台とプラスを記録した。 一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同19.4%増の7921台、日野自動車が同30.4%増の4111台、UDトラックスが同18.7%増の1119台とプラスを達成したものの、三菱ふそうは同18.7%減の2893台と低迷した。 ■軽自動車の9月期のブランド別新車販売台数 前年同月比で5.8%増の5万4000台を成し遂げたスズキが9カ月連続でのシェアトップにつく。最大のライバルのダイハツは、全車種の生産・出荷を再開したものの同18.3%減の4万3066台にとどまった。 一方、ホンダは同14.0%増の3万2648台、日産自動車は同7.6%増の2万58台とプラスを回復。三菱自動車も同6.7%増の7495台とプラスを継続する。また、OEM供給を受けるブランドではマツダが同6.6%増の3571台とプラスを記録する一方、トヨタ自動車は同10.6%減の2098台、スバルは同6.9%減の1403台と苦戦した。