76ersのエンビードが今季初出場 ケガ&記者暴行による出場停止処分明け 13得点も低迷チーム救えず
◇NBA 76ers ― ニックス(2024年11月12日 ウェルズ・ファーゴ・センター) 左膝のケガなどで開幕から欠場が続いていた76ersの米国代表センター、ジョエル・エンビード(30)が本拠フィラデルフィアでのニックス戦に先発。今季初出場で26分25秒プレーし、13得点、5アシスト、3リバウンドだった。低迷するチームは99-111で敗れ、2勝8敗となった。試合はインシーズン・トーナメント「NBAエミレーツ・カップ」の初戦として開催された。 エンビードは左膝をカバーする装具をつけて登場。開始早々、今季クリッパーズから移籍加入したポール・ジョージ(34)へパスを通してアシストを記録した。クオーター終盤にフリースロー(FT)2本で初得点を挙げ、第3Qには3点シュートを決めて初フィールドゴール(FG)もマーク。試合を通じFTを8本全て決めたが、FGは計11本放って2本成功にとどまった。今季は2連戦に出場しない予定で、チームも出場時間を管理するとしている。 得点王に2度輝き、22~23年シーズンにはMVPに選ばれたエンビードは昨季、左膝の半月板を痛めて約2カ月離脱。プレーオフには間に合い、今夏のパリ五輪では米国の金メダル獲得に貢献したが、チーム合流後はプレシーズンにも出場しなかった。 左膝のケガを理由に欠場した2日のグリズリーズ戦後には、ロッカールームで地元紙のコラムニストを突き飛ばしたとしてリーグから3試合の出場停止処分を受けた。欠場の理由は不摂生と指摘したコラム内で家族について言及する部分があり、エンビードが抗議して口論になったという。