アップル、ぎゅっと小さくなった新「Mac mini」発表--M4と16GBメモリで9万円台
アップルは10月30日、新型「Mac mini」を発表した。片手におさまるコンパクトな筐体ながら、最新の「M4」「M4 Pro」プロセッサを搭載。価格はM4、16GB RAMモデルで9万4800円（税込、以下同）。発売は11月8日で、予約注文はすでに受付中。 【画像】全構成の価格一覧 新Mac miniは、外付けのディスプレイを繋いでMacとして使用できるデバイスだ。特徴は本体サイズで、12.7cm四方と超小型。高さは5cm、重量は670g。片手でも楽々持ち運べる。鞄の中に入れて、出張先のホテルのディスプレイに繋ぐといった使い方も可能だ。 それでいて、Apple Siliconの最新世代「M4」と「M4 Pro」を搭載。下位のM4モデルの場合でも、Core i7搭載Mac miniと比較して、「World of Warcraft: The War Within」でのゲームパフォーマンスが最大13.3倍、Photomatorでの写真補正時の画像アップスケーリングのパフォーマンスが最大33倍高速だという。 また、M4 Proモデルの場合、最大64GBのユニファイドメモリと273GB/sのメモリ帯域幅に対応。「どのAI対応Windowsパソコン用チップよりも2倍の帯域幅があり、AI作業を加速する」とうたう。 インターフェイスは、前面にUSB 3対応のUSB-Cポートを2基、そしてオーディオジャックを搭載。背面には、M4搭載モデルの場合はThunderbolt 4ポートを3つ、M4 Proモデルの場合はThunderbolt 5ポートを3つ備える。標準でHDMI端子も備えるほか、ギガビットEthernetを搭載し、最大10Gb Ethernetの高速通信も可能だ。 外部ディスプレイは、M4モデルは最大2台の6Kと最大1台の5Kディスプレイに対応。M4 Proモデルは、60Hzで最大3台の6Kディスプレイ、合計で6000万ピクセル以上に対応する。 当然アップルの生成AI「Apple Intelligence」にも対応する。テキストの自動生成やSiriの強化、画像生成などさまざまなタスクをこなす。なお、Apple Intelligenceの日本語対応は2025年を予定している。 カラーはシルバーの1色展開だ。
