“ウクライナのアニメを日本へ” 映画公開にほぼ全財産をかけた日本人女性の思い
■吹き替え声優にウクライナ出身の声優も「ウクライナの人たちに明るいニュースを」
さまざまな支援を受けて完成した日本語吹き替え版。声優の1人・工藤ディマさんはウクライナ出身で、戦争を機に日本に避難してきたといいます。日本のアニメが好きで声優を目指していた工藤さん。キャスティングについて粉川さんは「ウクライナの人たちに文化的なニュースで明るい気持ちになってほしかったので。他国に避難してそこで活躍している姿を見るのはかなり励みになるんじゃないかなって」と起用した理由を明かし、工藤さんの演技については「吹き替え収録には完璧な日本人のイントネーションで挑んでくださっていて、すごく練習したのが分かって、ディマさんにお願いして良かったと思いました」と笑顔で振り返りました。 今回、映画の収益の一部はウクライナの支援にあてられます。粉川さんは「戦争が長期化してなかなか問題が取り上げられにくくなった今だからこそできる支援の形と私は思っています。エンターテインメントの力でウクライナを盛り上げられたらいいなと思います」と意気込みを語りました。